7月5日(土)午後、大阪大学吹田キャンパスの最先端医療イノベーションセンターにて、医療通訳士協議会(JAMI)総会に続き、JAMIと大阪大学医学部付属病院未来医療開発部国際医療センター(CGH)の合同シンポジウムが開催されました。題して「国際医療時代の到来」グローバル化の中での医療通訳士の養成。
プログラムは以下の通りでした。
- 大阪大学中村安秀先生「医療通訳士の過去、現在、未来」
- 厚生労働省医政局森真弘先生「医療国際展開の厚生労働省の取組」
- 阪大国際医療センター中田研先生「CGH発足語年間の取組と目指すもの」
- りんくう総合医療センター南谷かおり先生「医療通訳士の教育ー養成カリキュラムについて」
- パネルディスカッション
<分科会> セッション1医療通訳者による医療通訳者のためのネットワーキング!
竹迫和美氏(IMIA)
村松紀子氏(MEDINT)
新垣智子氏(りんくう総合医療センター)
セッション2これからの医療通訳の育成とそのカリキュラムを考える~病院・自治体・国の取り組みから~
ファシリテーター:沢田貴志先生(港町診療所)
パネリスト:南谷かおり先生(臨空総合医療センター)
重野亜久里氏(多文化共生センターきょうと)
伊藤美穂氏(MINT医療通訳者ネットワーク東海)
ここからは個人的な報告と感想!
医療通訳に関わる様々な人が100人以上参加する会場は熱気むんむんでした。一口に医療通訳といってもNGOばかりではなく、医療関係者、大学などの研究者、企業、地方自治体などそれぞれの立場か異なり、これからの医療通訳は多岐にわたり進化していくのでしょうか。オリンピック開催に向けてのインバウンドがきっかけに国の大きな動きもきになるところです。厚生労働省のお話も含め、医療通訳に関わる人なら知りたいことを直接聞けるという盛りだくさんな内容でした。
分科会はセッション2に参加。病院・自治体・国の取り組みとカリキュラムを紹介していただき、その内容やありかたを考える絶好の機会でした。
これから北海道でどのように外国人医療サポートを展開していくのか。多文化共生を支える外国人医療をどう考えていくのか・・・考えを整理していく必要がありそうです。
それにしても北海道からの行政参加がなかったみたい・・残念です。またの機会には是非参加願いたいと思います。
熱心な通訳ボランティアの方や関心のある方には是非、新しい情報をお伝えしていかなければと思っています。(芦田)